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GT3RSとジュニアZの日。

1月第3週前半の寒い日、前々日に降った雪が路肩や周囲の木々に残る箱根山中に、1970年アルファ・ジュニアZを駆って出掛けると、そこには最新のポルシェ997GT3RSと、同じくポルシェの996GT3前記型が待っていました。某有名自動車誌の別冊として3月に出る本の取材のために、GT3RSはわざわざ大阪からやってきてくれたクルマ、GT3はその関東のお仲間のクルマであります。

997GT3RSに乗るのは、去年2月に京都郊外比叡山のワインディング以来2度目のこと。もちろん僕らのホームグラウンドといえる箱根を走るのは初めてでしたが、いやはやその走りは素晴らしいの一語でした。8400rpmまできっちりと回って415psを絞り出す3.6リッター水冷フラット6はこの上なく官能的だし、通常のGT3より広いリアフェンダーとリアトレッドを与えられたシャシーはGT3よりさらに一段とシャープに向きを変えていくのですから、ワインディングロードを速く駆け抜けるのが好きなポルシェ乗りには文句なしのクルマです。しかもこの黒いRS、ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ装着車が圧倒的に多いなかで珍しいピレリPゼロ・コルサを履いていましたが、そのためもあってか乗り心地さえも存外に快適なのには驚かされました。997からどれか1台、好きなのをあげるよといわれたら、僕はやっぱりGT3RSにしようと、あらためて思ったのであります。ボディカラーはそう、今ならシグナルグリーンを選びたい気分ですね。

道に残雪があるのを覚悟でジュニアZに乗っていったのは、単なる酔狂ではありません。実はジュニアZも、その某自動車誌別冊で採り上げられることになっていたからです。このクルマも、レストアなってから箱根を走るのは初めてのことでしたが、軽チューン済みのツインカムは相変わらず絶好調を保ち、KONI Classicにダンピングを委ね、リアの車高を適正なものに修正したサスペンションも存外に快適な乗り心地と予想外のロードホールディングを両立させて、とても38年前の1.3リッター車とは思えないペースで、ターンパイクや芦ノ湖スカイラインといったワインディングロードを気持ちよく駆け巡ってみせたのでした。ちなみにジュニアZの助手席で芦ノ湖スカイラインを味わった996GT3オーナー氏も、予想外の走りに感心して、欲しくなっちゃいました、とのことでありました。

となると、マズイことに僕自身もジュニアZにますます惚れ込んでしまったわけで、もともと好きだったこのいかにもザガートなエルコーレ・スパーダ作のプロフィールが、余計に精悍でカッコよく見えたりする今日この頃なのであります。


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コメント 5

セイウチ

おはようございます。
ジュニアZの助手席を体験させて頂いたHです。
先日は、ありがとうございました。
60年代、70年代のクルマの魅力に取り付かれている我が身としては、まさに体験してはイケナイ領域だったような気もしています。
あれから、なんとも落ち着きがなくなってしまい、ジュニアZの物件を探してしまいました(笑)
ジュニアZの乗り心地は、同じ銘柄のショックに交換してある僕の914とは、全く異質で、オーナーであるにも関わらず、ジュニアZのほうに惹かれる自分がいました(どうしましょう・笑)。
クルマは見ているだけでも楽しいですが、先日のように暖かく助手席に乗せて頂くと、夢は更に膨らんで行ってしまうものなのですね・・・。
小さい頃からクルマは大好きでしたが、改めてクルマの楽しさを、この日に実感させて頂きました。
素晴らしい実体験ができたこと、心から感謝しております。
ネットでの自分はセイウチと名乗っておりますので、HNでのコメントをお許しくださいませ。勝手ながら自分のブログでも体験記を載せさえて頂きましたが、ご不都合がありましたらお伝えしてくださいませ。
楽しい一日を本当にありがとうございました。
by セイウチ (2008-01-19 08:33) 

kenken

最近、日産GT-Rとポルシェを比較した記事をたまに見かけるような気がしますが、両方乗られた感想はいかがでしょうか?
by kenken (2008-01-19 10:15) 

Tonotakaya

はっきり申しまして、私の守備範囲外の車であまりよく知りませんでしたが・・・、とにかくこのサイドヴュー。
ピラーの細さ!ルーフからテールへのライン!

現代の車は、空気抵抗や衝突安全、生産コスト等々いろんなことでこういうデザインは出来なくなってるのでしょうね。
その上、「乗って楽しい」との事ですから、興味は尽きませんね!
これからも楽しみに拝見しております。
by Tonotakaya (2008-01-19 22:06) 

komi

吉田さんがこれだけ絶賛するという事は、GT3RSは相当良いのでしょうね。
私も最近、某ガソリンスタンドのオヤジさんのアドバイスで、タイヤをノーマルのピレリPゼロに戻したら、乗り心地と接地感が良くなりました。何より車はホイール、タイヤ共にノーマルが一番だと痛感しました。
ところで大事なジュニアZですから、融雪剤の多いこの時期は控えた方が良いと思います。
by komi (2008-01-20 15:00) 

吉田 匠

セイウチさん=Hさん、コメントありがとうございます。
ジュニアZを愉しんでいただき、なおかつ好きになっていただいたとは、嬉しい限りです。
ブログ、覗かせてもらいました。
年期の入ったクルマ変態ぶり、なかなかのものですね。
また機会があったら、ぜひジュニアZに乗ってください。

kenkenさん、
GT-Rとポルシェの比較論、そのうちまた別の機会に・・・。

Tonotakayaさん、
守備範囲外だったジュニアZに興味を持ってもらったとは、当方としても嬉しいです。
今後はそういう観点からもこのブログ、および『TAKUMI YOSHIDA.log』を覗いてみてください。

komiさん、
ジュニアZに対するご心配、ありがとうございます。
ターンパイクやスカイラインに塩化ナトリウムが撒かれているのは知っていたので、できれば避けたかったのですが、なにせジュニアZが取材対称の仕事だったので、止む無く出撃したのでした。
家に帰ってから、ホイールハウス内や床下を念入りに水で洗い流したのはいうまでもありません。
by 吉田 匠 (2008-01-20 17:06) 

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